画像解析粒度分布計
湿式分散タイプ
画像解析粒度分布計
日本:ジャスコインタナショナル株式会社
シンプルを極め、多様性を実現
Simplicity
液体中に分散させた粒子画像の撮影、粒子の大きさや形状分布の測定、試料の特性評価を行う装置です。究極のシンプルさを追求して多様性を実現し、品質管理から研究・開発まで、幅広いニーズに柔軟に対応します。
シンプルを極め、多様性を実現
測定
シンプルな流路
流路がシンプルで、品質管理から研究/開発まで幅広いニーズに柔軟に対応します。流路も短く、洗浄が簡単で、廃液も少量に抑えることができます。
様々な試料量に対応
様々な試料量に対応します。
微量の試料はピペッターでフローセル上部にセットしたピペットチップに導入して測定します。
IFシリーズ測定の特徴
組み立て式フローセル
試料が導入されるフローセルは組み立て式で、洗浄やスペーサーの交換を簡単に行うことができます。スペーサーは測定する粒子のサイズによって最適な厚さのものを選択し測定します。
シース液不要
試料の流れを制御して焦点深度範囲内に限定させるシース液を加える必要がないので、試料の濃度や状態を変えずに測定することができます。
有機溶剤対応
オプションで有機溶剤の対応が可能です。シンプルな流路設計により、有機溶剤の使用量を抑えることができますので、コスト面、環境面にも優れております。
メンテナンス性
流路はパーツごとに分解・洗浄が可能なため、ユーザー様ご自身で簡単にメンテナンスすることができます。
正確な画像撮影を実現する光学系
テレセントリックレンズ
焦点深度が深く、焦点深度内で倍率が一定なテレセントリックレンズを採用することで、正確な投影画像の撮影が可能です。
青色単色光
粒子の投影画像を正確に撮影するために、440nmの青色コリメート光源*の光を粒子にあてます。波長の短い光をあてることで、微小粒子の投影画像を鮮明に撮影します。
*光源から発した放射状の光を平行光に補正し、像の収差を防ぐ光源
IF-3200Sアプリケーション
トナーの円形度解析
異なるメーカーのレーザープリンターで使⽤されるトナーについて、粒⼦径分布および形状分布の⽐較を行いました。ここでは円形度に注目した結果を示しました。各社の違いが確認できています。
砥粒スラリー中の粒子解析
凝集体を排除した粒子解析をするために、形状パラメータISOソリディティを用いた応用例です。
全粒子のISO円面積相当径の中央値は 12.48 μm ですが、緑で囲った部分(凝集体)をフィルタ機能で除去した後の中央値は 11.88 μm となりました。凝集体を除去して解析することで、砥粒粒子の解析が可能になりました。
ガラスファイバーの測定
レーザー回折・散乱による粒子径分布測定は粒子を真球と仮定して粒子径を算出するため、繊維状の粒子は正しい値を得ることが難しい場合があります。
画像解析法では画像を元に算出しますので、長細さを評価できるパラメータなど形状に適したパラメータを使用することで、より正確な解析が可能となります。
IF-3200S仕様
測定範囲(粒子径) | 200nm ~ 1mm (粒子径200nmの測定の場合、50μmの厚さのスペーサを使用します。) |
光源 | LED(波長:440nm) |
カメラ | 1000万画素CMOS、3840(w)×2748(H)ピクセル |
ピクセルサイズ | 1.67×1.67μm |
レンズ | テレセントリックズームレンズ |
画像分解能 | 0.185~1.113μm/ピクセル |
画像サイズ(W×H) | 710×508μm(0.185μm/ピクセル)~ 4274×3058μm(1.113μm/ピクセル) |
フローセル | 組み立て式 |
フローセル厚さ | 可変(スペーサの交換) |
スペーサ厚さ | 50, 100, 150, 200, 300, 400, 500, 1000μm |
寸法(W×D×H)・ 重量(本体のみ、PC別) | 63×35×33cm |
19kg | |
電源 | 100~220V(50/60 Hz) |
注入型画像解析粒度分布計 IF-4200
主な仕様
搭載カメラ:1200万画素
測定範囲:200nm~1mm
ルーチン分析に効率性と信頼性
特徴
- 簡単・迅速な測定
- 手順を完全にコンピューター制御
- ルーチン分析に対応したオプション
手順を完全にコンピュータ制御
- 分析のステップはコンピューターによって制御
- レンズ倍率はモーターによって正確に制御
- SOPの実行で自動でレンズ倍率を制御
- オートフォーカスにより最適なフォーカス位置を選択
- フィルター機能で目的の粒子だけを瞬時に抽出
ルーチン分析に対応したオプション
- オートサンプラを取り付けることで分析時間と人件費を削減可能
- 各測定後の洗浄が可能
循環型画像解析粒度分布計 CF-3000
主な仕様
搭載カメラ:1000万画素
測定範囲:800nm~1mm
メンブレンポンプで試料を循環させながら測定
CF-3000は、内臓のメンブレンポンプで試料をフローセルに導きます。試料を循環させながら定期的に測定を繰り返し、試料の経時変化を調べることができます。粒子径800nm~1mmまでの粒子の測定が可能です。
温調注入型画像解析粒度分布計 IF-3300
主な仕様
搭載カメラ:1000万画素
測定範囲:200nm~600μm
温度範囲:室温~160℃
試料を温調しながら測定
試料容器とフローセルを温調
温度コントローラで試料容器とフローセルの温度を制御し、試料を温調しながら測定できます。特定の温度での測定ができます。
簡単な操作で数分で測定
測定は数分で行われ、測定終了後すぐに粒度分布、形状分布を確認することができます。
スターラーで分散
試料容器にはスターラーが付いており、液中の粒子を分散させるとともに、温度を均一に保ちます。また、スターラーの回転スピードを調節することが出来ます。
ウェビナー情報
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