画像解析粒度分布計
日本:ジャスコインタナショナル株式会社
高解像度のカメラで粒子画像を撮影し、撮影した画像を解析して、粒子一つ一つの大きさと形状を測定します。
粒子の大きさに加えて、従来の粒度分布計では得られなかった粒子の形状に関する情報から、粉体試料を評価することができます。
- 操作が簡単で、数分以内に結果を表示します。
- 粒子画像を目で確認して、粒子の凝集状態や異物の確認が可能です。
- 30以上のパラメータで粒子の大きさや形状を測定します。
- 多彩な結果表示機能で、粒子の大きさや形状の分布を解りやすく表示します。
幅広いラインナップで、お客様の試料や測定の目的に最適なシステムをご提供いたします。
ラインナップ
湿式分散タイプ
湿式分散タイプ
注入型 画像解析粒度分布計
IF-3200S
測定範囲:200nm~1mm
乾式分散タイプ
乾式分散タイプ1
真空分散型 画像解析粒度分布計
VD-3200
測定範囲:200nm~2mm
乾式分散タイプ2
自由落下型 画像解析粒度分布計
FF-3000S
測定範囲:30µm~30mm
OTHER
スキャナタイプ
スキャナ型画像解析装置
SC-3000S
測定範囲:10µnm~50mm
ソフトウェア
画像解析ソフトウェア
ヒストグラム、二次元散布図、粒子画像一覧、ボックスプロット
画像解析粒度分布計の原理
画像解析式の特徴
様々な粒度分布の測定手法の中で、ジャスコインタナショナルの粒度分布計は画像解析式を採用しています。この方法では、粒子の画像を撮像し、その画像を用いてサイズを計算します。最もシンプルで直接的な方法ですが、様々なサイズパラメータで評価することができるため、多くの視点から粒子の特性を理解することができる手法です。
また、粒子像を利用することから、”大きさ”に加え、物性や性質に大きく影響する”形状”についても解析することが可能です。”大きさ”と”形状”を複合的に解析することで、一度の測定から多くの情報を得ることができます。
測定の流れ
投影画像取得、粒子の抽出、サイズ・形状パラメータの計測、統計処理、結果表示・保存を繰り返すことにより粒度分布を得ることができます。
正確な画像撮影を実現する光学系
テレセントリックレンズ
焦点深度が深く、焦点深度内で倍率が一定なテレセントリックレンズを採用することで、正確な投影画像の撮影が可能です。
青色単色光
粒子の投影画像を正確に撮影するために、440nmの青色コリメート光源*の光を粒子にあてます。波長の短い光をあてることで、微小粒子の投影画像を鮮明に撮影します。
*光源から発した放射状の光を平行光に補正し、像の収差を防ぐ光源
結果の表示
多彩なパラメータによる解析
撮影した粒子の画像から粒子一つ一つについて様々なサイズパラメータおよび形状パラメータで粒子を数値化し、その分布を表示します。円面積相当径や円形度などのパラメータに加えて、粒子表面の凹凸の度合いや、透明さを数値化するパラメータなどにより多角的な解析が可能です。
結果の表示
多彩なパラメータにより数値化された結果は、ヒストグラム、積算曲線、二次元散布図にて表示することが可能です。また、検出した粒子画像の一覧を表示することも可能です。
任意のパラメータでヒストグラム及び積算曲線を表示可能。
任意のパラメータで二次元散布図で表示可能。ドットに該当する粒子画像を表示。
検出した粒子画像を一覧で表示
装置ラインナップ(分散方式、粒子測定範囲の比較)
アプリケーションノート
現在、対象のデータはありません。
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